宇都宮に昔からあるという駄菓子屋を教えてもらい行ってきました。その名も「パーマ屋」。
美容院が隣にあるのでそう呼ばれているようですが、私も昔は髪を切る場所をパーマやさんって呼んでいたっけ。
お正月も関係なく通常営業です。
小学校のそばにあり、「パーマ屋」の真向かいには「ハトヤ」というもう一軒の駄菓子屋(今はありません)があったので、細い道沿いに自転車が沢山停められていて、ちびっこ天国(通称ちび天)と呼ばれて大変にぎわっていたそうです。
入り口からくじ当てがぶら下がっていてワクワクしますね。
最近の駄菓子屋さんはまとめ売りが多いので、パーマ屋のようなばら売り10円スタイルの駄菓子屋はかなり珍しいです。
きなこ棒や糸引き飴も健在。
駄菓子屋巡りをするようになってから、初めてこのスタイルのお店をみました。なつかしさにテンションが上がりました。
昔、たこせんべいにはソースでしたが、今の子はマヨネーズを塗るのが人気なのだとか。たこせんだけだと22円、マヨネーズをつけると38円です。
まずはカルメ焼きをひとつ買って、もぐもぐと食べながらパーマ屋のお母さんに話を伺いました。
失礼なので年齢はお聞きしませんでしたが、とてもきれいでしゃきっとしたお母さん。昔の写真(55歳ころ)が飾られています。
店内には所狭しとおもちゃが吊り下げてあります。
「この辺ぼお菓子が人気があるよ」と教えてもらったのが、大当たりのでるガムくじ。はずれは小さなガムですが、ラッキーボックスはかなり大きい。
同じ当てくじでダイヤモンドのチョコレートもありました。
チョコリングのバラ売りも珍しい。
お店の奥には壊れたゲーム機もそのままありました。
家庭用ゲーム機がなかった時代、駄菓子屋のゲームが娯楽であり、たまに怖い中学生のお兄さんと遭遇したりすることで、子供ながらにいろんなことを自然に学んでいたのかもしれません。
「これはまだ動くよ」と電源を入れてもらい、息子と甥っ子が10円ゲームをお母さんからレクチャーを受けながらやってみましたよ。
最後の穴に入るとコインがもらえるそうですが、簡単そうでなかなか難しい!単純なゲームほど面白いのかもしれませんね。
駄菓子だけでなく、ゲームやおもちゃも扱っていて、ここは本当にちびっこ天国。小学生もスマホを持つ時代ですが、今も子供たちが楽しく通っているそうです。
※当記事はお店の許可を得て撮影しておりますので、画像転載はご遠慮ください。
パーマ屋文具店詳細
栃木県宇都宮市中央本町1-21
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